- 日本パペットセラピー学会理事長 東 義也
- Chief director of JPTA Yoshiya Higashi
「日本パペットセラピー学会」は、パペットを用いた療法を、医療、看護、心理療法、保育、教育、福祉等の様々な領域において活用、研究し、また会員間の学術的交流・連携を図ることを目的として、2007年6月に設立されました。
私は、2023年4月に3代目の理事長に就任しました東義也と申します。
現在は、上記の様々な領域で活動する会員が、「パペット(人形)」を使った「セラピー(療法)」を活かした実践や研究を行っており、機関誌には論文をはじめ多くの活動報告等も掲載されています。
また、海外の研究者との連携も行っており、海外の様々な困難な状況にある方々に寄り添った活動の報告もされています。
残念ながら、日本では、「パペットセラピー」が多くの方に知られていない現状ですが、会員の今までの実践により、その有用性の実績は着実に蓄積されてきました。
世界では、戦争やコロナ禍等の社会的混乱もあり、大きなストレスを抱えている人が増えています。こうした世の中で「パペットセラピー」の役割の大きさを私たちは感じています。
当学会では、初心者の方でも実践できるようになるために、パペット操作の基本を学ぶ研修会も実施しておりますので、一人でも多くの方に学会に加わっていただき、共に刺激を受けてより良い社会を作っていけたらと願っています。