ブログ「Puppet Therapy Cafe」

オリジナルパペット その5

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

子どもたちは、パペットを使って劇を作ることを考えます。

劇というのは、ストーリーを作ることになりますから、

創造力の育成につながりますし、国語力の強化にもなります。

そして、人を楽しませようという意識も出てきますので、

総合的な学習効果があります。

わくわく効果もあるので、とても有効ですね。

オリジナルパペット その4

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

自分でパペットを手作りした子どもたちは、早速お友達と会話を始めます。

子どもたちは、ごく自然に、パペットに自分の気持ちを表現させたり

します。

教えたりしなくても、うまく分身の存在を楽しんでいます。

この自然なコミュニケーションの形が、教育現場でも重要な役割を

果たしているのですね。

オリジナルパペット その3

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

子どもにとって、パペットを作ることは、表現の活動です。

どんなパーツを使うか、色はどんな色を選ぶか、衣装は何を着せるか、

色々と考えながら作ることは、どんなに楽しいことでしょう。

そして、出来上がったものに、自分で名前をつけます。

まるで、新しい命の誕生のようです。

 

オリジナルパペット その2

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

現代の子どもたちのおもちゃといえば、コンピューターゲームのように、

機械的で、技術的に完成されたものが多くなっています。

一方、手作りで作るパペットというものは、何かレトロなおもちゃのように

思うかもしれませんね。

しかし、こんな時代だからこそ、自分だけのオリジナルなパペットを

作るのは、子どもたちにとっては、とてもワクワクすることなのでしょう。

学校の授業で、こんなワクワク感が味わえるのは、とても素晴らしい

ことですね。

オリジナルパペット その1

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回から、新しい話題でお話しをします。

 

パペットセラピーを行うには、パペットは必須ですが、

手作りで、自分だけのパペットを作ることもできます。

そして、作る過程も、ある意味でセラピーになります。

教育現場でも、手作りパペットで様々な活動が行われ、

効果が表れていることが、会員から報告されています。

そこで、その中から順次ご紹介していきます。

 

被災地での心のケア その8

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

被災地の子どもたちは、言葉にできない程の恐怖や不安や悲しみを

経験しています。

その感情をヒブッキーやパペットに投影し、また、共有することにより、

心の整理をしています。

そして、乗り越えて、前へ進む力を育むことにつながります。

このようなパペットの力を、被災地支援活動を通して体感できたことは、

当学会にとっても、貴重な経験となりました。

被災地での心のケア その7

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

被災地の子どもたちに、パペットを手渡したことは、心のケアの

継続をすることになります。

子どもたちは、その後もこのパペットを使い続け、知らないうちに

セルフセラピーをすることになります。

自分で思うままに、心の声を表現し、心の開放をしていきます。

怖かったこと、悲しかったことをため込まないで、自己消化を

することに役立つのです。

これは、支援が一時的なものにならない工夫でもあります。

被災地での心のケア その6

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

被災地の子どもたちが、心の底に抱えている声を、パペットを使って

表に出すこと。

これができるのは、パペットの特徴ともいえる「Me and Not Me理論」

にあります。

パペットが話していることは、本当は自分がしゃべっている本音だが、

しゃべっているのは自分ではなくパペットだということ。

発言の安全性が保証されているという安心感が、心の声を開放させて

いるのですね。

被災地での心のケア その5

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

被災地の子どもたちに、手作りのパペットを完成させ、自由に遊んで

もらう中で、震災に関係する気持ちをパペットを通して語ってもらい

ました。

一見無謀なことのように感じるかもしれませんが、恐怖や悲しみの

感情を表出することは重要なことだと、イスラエルの子どもたちの

行動観察からも明らかになっています。

パペットがしゃべったことに責任を負わなくてよい。

そして、非難もされない。

だから、子どもたちは安心して気持ちを外に出せるのです。

 

 

被災地での心のケア その4

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

宮城県山元町の小学校では、イスラエルシュナイダー小児医療センター方式の

パペットセラピーを行いましたが、これは、未完成のパペットを1体ずつ

プレゼントし、これを完成させる工程も含んだ、パペットセラピーです。

瞳や舌や洋服の模様シールを用意し、子どもたちは、思い思いのアイテムを

貼り付けて完成させていきます。

そして、自分専用のパペットが出来上がると、早速、友達同士のおしゃべりが

止まらなくなりました。

パペットを自分で完成させるということは、与えられたものではなく、

自分の力によって生み出されたもので、愛着が湧き出てきます。

そして、自分のパペットを思うままに扱うことができる主体者である

という自覚が生まれると思われます。