ブログ「Puppet Therapy Cafe」

ぬいぐるみとパペットセラピー その6

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

日本でも人気のあるスヌーピーの登場する漫画ですが、

そのなかに、いつも肌身離さす毛布を持っている「ライナス」という

子どもがいますが、この毛布も「移行対象」で、

心理学では「ライナスの毛布」とも呼ばれるほど有名です。

つまり、子どもが安心できる存在なら、ぬいぐるみに限定するという

ことではないわけですね。

 

ぬいぐるみとパペットセラピー その5

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

赤ちゃんは、生まれたての頃は、心も身体もお母さんに依存しています。

しかし、だんだん育ってくると、ハイハイができるようになったりして、

少しずつお母さんのもとを離れるようになってきます。

すると、お母さんの代わりにいつも一緒にいる存在がほしくなります。

そこで、登場するのが、ぬいぐるみという存在です。

心理学では、こうしたものは「移行対象」と呼ばれています。

ぬいぐるみとパペットセラピー その4

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

赤ちゃんが最初に出会うおもちゃが、ぬいぐるみということも

多いかもしれません。

まだ、目がはっきり見えない頃でも、触覚というものは

発達していますから、色々なものに触って、皮膚感覚から脳を

発達させるのは有効なことでしょう。

そのような場合、ぬいぐるみのように柔らかくて、安全なものは

適しているのではないでしょうか。

そして、その皮膚感覚をずっと覚えていて、柔らかな感覚に

なんとなく懐かしさを感じるのかもしれませんね。

 

ぬいぐるみとパペットセラピー その3

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

子どもにぬいぐるみを渡すと、「かわいい!」と言います。

そして、頬ずりをしたり、抱きしめたりします。

心理学の実験では、子どもは「あたたかくやわらかで人らしい」ものを

好み、そこに安心を感じることがわかっており、

ぬいぐるみは、この要件を備えています。

ですから、多くの子どもたちは、ぬいぐるみを愛するのでしょうね。

ぬいぐるみとパペットセラピー その2

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

当学会では、口の開く腹話術人形を使って行うものを

パペットセラピーとして研究と実践を行っています。

これは、人形の口が動くことで、「人格」が与えられると

考えているからですが、

広義的には口の開かない人形でのかかわりも

パペットセラピーに含まれます。

このことを前提として、今後のお話を進めていきます。

ぬいぐるみとパペットセラピー その1

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回から新しい話題でお話しを始めます。

 

先日テレビ番組で、あるタレントさんが、我が子のようにかわいがっている

もぐらのぬいぐるみを、新幹線の中でなくしてしまい、探しているということを

話題にしていました。

大人が、ぬいぐるみを自分の子どものように扱っているのは、特別なことと

思うかもしれませんが、ペットを家族の一員と考えているのと変わらない

ということなのでしょう。

そして、そこにはセラピー効果が存在するということでしょう。

 

なお、後日もぐらのぬいぐるみは、無事タレントさんの許に戻ってきたそうです。

よかったですね。

オリジナルパペット その9

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

教育の現場でパペットを使う場合、遊び的な感じを持たれてしまうかも

しれません。

しかし、子どもの世界では、遊びのなかから学ぶことも重要な部分ですし、

自分でパペットを作るという創造力、ストーリーを作る創造力を養う

総合的な学習とも言えます。

教える側が、柔軟な頭で新しい方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

オリジナルパペット その8

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

パペットを手作りするために必要な材料は、身近にあるものです。

例えば、ソックス、手袋、ダンボール、ペットボトル、牛乳パック、

発砲スチロールなどで、どれも安価なものです。

授業で使う場合でも、それほど気にならないでしょう。

それで、色々な効果があるのですから、活用してみる価値はありますよね。

多くの教育現場で利用してほしいものです。

 

オリジナルパペット その7

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

パペットを授業で使うと、パペットにその場に応じた人格を演じさせる

ことができます。

例えば、子どもの立場でパペットが会話をしたら、生徒は、その会話を客観的に

とらえることができます。

指導や教育をしたい内容を、色々な人格を使って表現することにより、

より伝わりやすい授業になることでしょう。

オリジナルパペット その6

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

授業で普通に先生が話す場合と、パペットを登場させて話す場合、

子どもたちの集中の様子は、まったく違ってきます。

面白いことには、子どもは自然と注目しますし、聞こうという姿勢が

高まってきます。

普段は注意力が散漫な子どもでも、しっかり集中したりします。

簡単なオリジナルパペットでも、効果は十分にあるのです。