年末年始のご挨拶(2024-2025)
2024年12月25日
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2024年12月25日
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2024年12月20日
遊びによる心の治療にパペット(人形)がよく使われている事は、その分野の方々はご存じだと思います。子供がパペット(人形)を意のままに操作して遊ぶことで、心が解放され、言葉にならない思いや本人が自覚していない感情がその遊びの中で表出することがよくあるからで、プレイセラピーに配慮された子供の遊び空間では、あえてパペット(人形)が他のおもちゃと一緒に子供の手に取りやすいところに置いてあり、自由に使えるようにしてあると聞いたことがあります。
私は腹話術のインストラクターであり精神医療の専門家でありませんが、小学生向けの「パペットを作ってしゃべらせてみよう」というワークショップの中では、心当たりのある場面をよく見ます。一部の子供は靴下やキッチンスポンジで作ったパペットを、恐ろしいモンスターや宇宙の闇から来た生物などのキャラクターに仕立てて、ダーティワードを炸裂させたり、周囲のパペットに噛みついたり、乱暴ロウゼキをはたらいて楽しそうです。
初めて体験したときは少し驚きましたが、今は慣れてきました。大人が眉をひそめたくなるような暴力的でグロテスクな表現だったとしても、パペットの「Me and Not Me(私であって私でない)」という安全弁の機能によって「楽しい遊び」になっているんだなぁと、思って見ています。悪役パペットは奥が深く、必要な存在のように感じています。(理事:安藤)
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