ブログ「Puppet Therapy Cafe」

被災地での心のケア その4

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

宮城県山元町の小学校では、イスラエルシュナイダー小児医療センター方式の

パペットセラピーを行いましたが、これは、未完成のパペットを1体ずつ

プレゼントし、これを完成させる工程も含んだ、パペットセラピーです。

瞳や舌や洋服の模様シールを用意し、子どもたちは、思い思いのアイテムを

貼り付けて完成させていきます。

そして、自分専用のパペットが出来上がると、早速、友達同士のおしゃべりが

止まらなくなりました。

パペットを自分で完成させるということは、与えられたものではなく、

自分の力によって生み出されたもので、愛着が湧き出てきます。

そして、自分のパペットを思うままに扱うことができる主体者である

という自覚が生まれると思われます。