被災地での心のケア その3
2018年02月10日
ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ
今回も、前回の続きのお話しです。
ヒブッキープロジェクトで、子どもたちにヒブッキーを渡すと、
思い思いに犬のお世話を始めました。
互いの犬の掌のマジックテープをつけて、長くつないで遊んだり、゜
ジャングルジムに連れて行ったりして遊んでいます。
中には、突然犬を寝かせて、心臓マッサージを始めた子どもがいました。
そして、愛おしそうに犬をそっと抱き上げて、頬ずりする光景が
ありました。
それは、震災の時に目撃した光景が記憶されていて、弱弱しい犬の姿に
投影されたのでしょう。
子どもたちは、震災で目撃したものを忘れてはいないのです。
また、その気持ちを投影し表出することで、それを整理する過程に
ヒブッキーが役目を果たしたことになりました。
カテゴリ:被災地での心のケア