ブログ「Puppet Therapy Cafe」

被災地での心のケア その3

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

ヒブッキープロジェクトで、子どもたちにヒブッキーを渡すと、

思い思いに犬のお世話を始めました。

互いの犬の掌のマジックテープをつけて、長くつないで遊んだり、゜

ジャングルジムに連れて行ったりして遊んでいます。

中には、突然犬を寝かせて、心臓マッサージを始めた子どもがいました。

そして、愛おしそうに犬をそっと抱き上げて、頬ずりする光景が

ありました。

それは、震災の時に目撃した光景が記憶されていて、弱弱しい犬の姿に

投影されたのでしょう。

子どもたちは、震災で目撃したものを忘れてはいないのです。

また、その気持ちを投影し表出することで、それを整理する過程に

ヒブッキーが役目を果たしたことになりました。